機能性もデザイン性も価格も重視するワークマンとは？ ビジネスモデルから事業内容、株価まで詳しく解説

作業服・作業関連用品の大型専門店チェーンのワークマンは聞いたことがある人も多いでしょう。
この記事では、客層拡大を目指した新業態店舗「ワークマンプラス」や「＃ワークマン女子」を展開するワークマンの事業内容から株価、ビジネスモデルまで詳しく解説します。

ワークマンとは？　「ワークマンプラス」や「＃ワークマン女子」って何？

声のする方に、進化する

上記を経営理念として掲げるワークマンは作業服・作業関連用品の大型専門店チェーンです。
オレンジと黒のロゴは見たことのある方も多いかもしれません。
ワークマンは売上規模1兆円のベイシアグループの中核企業で、コロナ禍でも業績を伸ばした企業の一つです。
わずか5年で倍以上に売り上げを拡大し、今もさまざまな施策を打っています。

出典：公式サイトのTOPページ

なんと2027年には海外展開も見据えています。最初は台湾とのことで、その後も拡大を目指しているようです。

ワークマンプラスとは

「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」をコンセプトにした、アウトドア、スポーツ、レインウエアの専門店です。
2023年10月時点で全国520店舗ほどあります。

ワークマン女子とは

コンセプトは「カコクな365日（日常）を、ステキに変える。」
ワークマンの機能があれば、ストレスを我慢ぜずに過ごせる。気持ちに余裕が生まれ、毎日がステキになる。
他のワークマンと違って明るい色の取り扱いが多いです。
2023年10月時点で全国50店舗ほどあります。

ワークマンColorsとは

Workman Colors店は「機能があるから」を言い訳にせず、デザイン性だけでも売れる店舗をめざしています。
Colors店のコンセプトは「シン、ジブン色。」で個性を主張できるデザインが選べる店舗です。
肌着の目玉はファンケル社から素材提供を受けた女性用「保湿肌着」とのこと（公式プレスリリースより）
2023年8月に銀座店ができました。

Workman Colors店と#ワークマン女子店では売場の「鮮度」を保つため、流行を素早く取り入れ、Colors店の開店に合わせて９月１日から中国 SHEIN社方式によるトレンド製品の短納期生産を開始したとのことです。（公式プレスリリースより）

ワークマンの基本情報

会社名	株式会社 ワークマン（WORKMAN CO.,LTD.）
本部	東京本部　東京都台東区東上野4-8-1 TIXTOWER UENO 11F 関東信越本部　群馬県伊勢崎市柴町1732
会社設立	1979年11月30日 (実質上の存続会社である株式会社ワークマンの設立年月日は1982年8月19日)
資本金	1,622,718,300円（2023年3月末現在）
代表取締役社長	小濱 英之

ワークマンは上場してるの？株価は？

ワークマンは上場企業です。

東証スタンダード市場　7564　小売業　(株)ワークマン

2024年1月時点の株価は4120円ほどとなっています。
また、株主優待情報はありませんでした。

詳しい株価はこちら(Yahooファイナンス）。

ワークマンのビジネスモデルは？

フランチャイズ展開をすることで、商品や販売方法、ノウハウの供給の代わりにロイヤリティを得ています。
直営店よりフランチャイズストアが多くなっております。

売り上げは2020年度時点ではワーキングウェアの割合が多かったですが、ワークマンColors等の展開により今後変わっていくことが予想されます。

参考：https://note.com/jafcogroup8595/n/n7b661d3555b1

ワークマンの競合は？　アパレル市場の今後の動き

国内のアパレル市場は人口減少とともに縮小しています。しかし、ワークマンはデザイン性と同様に機能性を重視しており、かつリーズナブルであることを強みにしているので、実質賃金の上がらないこの時代にフィットしているとも言えそうです。

競合としては、

• ユニクロ
• カインズ
• コーナン

など、ホームセンターだけでなく、ワークマンプラスやワークマン女子はアパレル企業も競合に当たりそうです。

作業着系とアパレルの二軸を掛け合わせて、機能性もデザイン性も兼ねそろえた服に強みを持っているワークマンの今後の躍進が気になるところです。