今回は、Googleスプレッドシートにおける、文字列の結合について説明していきます。
便利なGoogleスプレッドシートでは、スプレッドシートにて取引先や従業員などに、たくさんのデータを入力してもらうこともあると思います。
個別に入力されたデータを一つにまとめられたらな……と思うことはありませんか?
そんな時、今回説明する文字列の結合についてマスターしておけば、業務の効率も上がり、仕事が楽になりますよね。
では早速、文字列の結合について学んでいきましょう!
演算子である「&」で結合する方法
こちらは、文字列の結合の中で最も簡単にできる方法です。
例えば、以下のように「ハニー」「マスター」「ド」を結合して1つの文字にしたい場合、この場合ですと、「=B2&C2&D2」と入力します。
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こちらの式を作成し、エンターを押すと以下のようになります。
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「CONCAT関数」で文字列の結合をする方法
次に、「CONCAT関数」を使用して文字列の結合をする方法を説明します。
こちらは、先ほどの&を使用した結合の仕方と似ております。
以下の、「小学校」「2年生」を結合したい場合、
=CONCAT(B2,C2)
という関数を使用します。
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こちらを使用し、エンターを押すと以下のように結合されます。

以上がCONCAT関数の使い方になりますが、こちらは2つ以上の結合はできません。
なので、こちらの関数を使用するのであれば、1で紹介した「&」を使った結合の仕方の方がいいでしょう。
「CONCATENATE関数」で文字列の結合をする方法
今度は、「CONCATENATE関数」を使用し、文字列の結合をする方法を説明します。
「CONCATENATE関数」とは、2で紹介したCONCAT関数の使いにくさを無くした関数になります。
例えば、以下のように住所のデータを1つにまとめたい時には、
=CONCATENATE(B2,C2,D2,E2)
というように一つ一つデータをクリックする方法もできます。
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ただ、このCONCATENATE関数というのはとても便利なもので、以下のようにセルの範囲を使って結合をすることもできます。
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こちらで、B2からE2までの範囲にあるセルの結合ができるようになります。
また、以下のように、セルの範囲を指定し、それにプラスして1つのセルを結合することもできます。
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=CONCATENATE(B2:E2,E4)
というように、範囲と一つのセルの間に「,」を入れるだけです。
こちらを使うと、範囲だけでなく離れたところにある文字列も結合することができるので、大変便利です。
「JOIN関数」で文字列の結合をする方法
次に、「JOIN関数」を使用して文字列の結合をする方法を説明します。
以下のように、JOIN関数を使用すると、文字列と文字列の間に、記号や文字を挿入することができます。
以下のように、文字列と文字列の間に「☆☆」を挿入したい時は、
=JOIN(”☆☆”,B2:E2,E4)
のように、入れたい文字を入力します。
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そうすると、以下のように、文字列と文字列の間に、文字や記号を入力することができます。

単語を一文に繋げたいけど、記号や句点などを使用し、読みやすくしたい!という際に使用できます。
区切りの文字には半角スペースも使用することができます。
ただ、こちらのJOIN関数だと、セルの範囲の中に空白のセルがあっても、そのまま結合してしまい、以下のようになってしまいます。
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空白のセルを含めて範囲を選択したい場合は、次に説明する関数を使うといいでしょう。
「TEXTJOIN関数」を使用し、文字列を結合する方法
では、「TEXTJOIN関数」を使用した文字列の結合の仕方を説明します。
以下のように、選択した範囲の中に空白のセルが混じっている場合もあると思います。
そのような場合、4で説明した「JOIN関数」だと空白のセルを含んでしまいますので、=TEXTJOIN(“☆”,TRUE,B2:E2,E4,E5)
というように、「空のセルを無視」する項目で、「TRUE」と入力しておけば、意図せず空のセルを結合してしまう、ということがなくなります。
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こちらを使用し、エンターを押すと
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このように空白のセルを無視してくれます。
今回の記事は、文字列を結合する方法について説明しました。
色々な関数が出てきたと思いますが、必要に応じて使い分けてみると作業が効率化すると思います。
ぜひ、今回説明した関数などを覚えて、作業や仕事に役立ててくださいね。
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